科博の大絶滅展からカナダの博物館を知る/ オルドビス紀編

2025年11月20日に書きました。5分で読めます。

11月11日より日本帰省中。

「大絶滅展」へ足を運ぶ日が近づいてます。恐竜以外の時代にもスポットが当たっているのが嬉しい。

特に最初の “大量絶滅” が起こった古生代の「O-S境界」、オルドビス紀とシルル紀。その展示が楽しみです。

カナダにも「絶滅と進化」をテーマにした博物館があります。

世界三大恐竜博物館として最も有名な、 “ロイヤルティレル博物館(Royal Tyrell Museum)”

田中

ぼくの化石ツアーで必ず立ち寄る博物館

「大絶滅展」の人気に便乗して、

ロイヤルティレル博物館の「オルドビス紀」

その展示をサクッと紹介してみます。

目次

「背骨が無い」その始まり

現在、地球上のすべての動物。その95パーセント以上は「背骨が無し」

例えば、エビ、カニ、昆虫、ミミズ、貝、イカ、タコ、など。

そして、「背骨なし」の動物が大繁栄したのは、古生代「オルドビス紀」の海なのです。

今から4億年以上も前のこと。

田中

人間や魚って、わずか5%にも満たない「背骨を持つ」生きものなんです。

オルドビス紀の生きものたち

実際の展示はこちら。すべて本物の化石!

ヒトデやウニの仲間

体が硬い殻やトゲで覆われている

ウミサソリ 

86%もが死滅した「オルドビス紀の大量絶滅」 そこで生き延びた貴重な種類。

個人的なお気に入り「フデイシ」

背骨なしから「背骨を持つ」生きものへ。進化のキーになる構造を持っていた。

その他、

三葉虫、
オウムガイの仲間、
腕足(わんそく)動物(二枚貝のそっくりさん!殻の重なり方や作りが違う) などなどが海にいた時代。

田中

大好きなポイントなので繰り返します!

「背骨なし」の生きものが大繁栄したのは、古生代「オルドビス紀」の海。今から4億年以上も前のこと。

ストロマトポロイドから太古のカナダを

他にもカナダ国内の石灰岩から見つかった、見ごたえたっぷりの希少なホンモノ化石たち。

特に「ストロマトポロイド」は見応えある圧倒的な存在感。

ストロマトポロイド(Stromatoporoids)⇒ この時代の「サンゴ礁」的な役割り

小さな生きものたちの集まって背の高い「かたまり」を作る。

海底から柱のようにどっしり立つ、マンションのような「かたまり」 それが、他の生きものたちに住み家や隠れ家になっていた。

この時代、今のカナダの原型は赤道付近に。

浅くて暖かい熱帯の海は生きものたちの死骸を豊富に含み、石灰岩となり多くの化石を残します。

日本語の博物館ツアーや化石探しをご一緒に

恐竜好きの憧れ!カナダのロイヤルティレル博物館。

オルドビス紀の展示も、ぼくのツアーで一緒に見ませんか?

ぼくは化石にまったく興味のなかった人間。だからこそ、分かりやすく伝えることが出来ます。

ドラムヘラーに宿泊して、恐竜博物館をじっくり見て回るツアーを提供しています(現地1泊2日)

ダイナソー州立公園でホンモノの化石を探すプログラムを組み合わせてのツアープランもお勧め(現地2泊3日)

田中

化石が大好きなぼくが同行します!

バンフやキャンモア発着で、ロイヤルティレル博物館を訪れる1日弾丸ツアーのアレンジも可能です(10~11時間)

お見積もりなど、以下からお問い合わせください。

田中

30分の無料相談も受け付けます。

①シンプルなお問合せフォームから

②LINE(問い合わせ専用) でゆるっと相談 *他の人からは内容が見えません*

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