科博の「大絶滅展」へ行ってきた!-①

2025年12月9日に書きました。4分で読めます。

こんな人に届きますように
「大絶滅展」ってなに?
恐竜とか化石とか科学とか。分からない・難しそう・興味ない。

5億年以上も前に登場した、「化石になりそうな生きものたち」

その進化と絶滅を巧みに表現してくれるのは、東京で開催されている「大絶滅展」

日本帰省中に観に行くことができました。

記事を書いてる人 / 田中こういち(ロッキー)

日本人旅行者の現地ガイド
恐竜などの古生物と
  化石にハマってます
日本への「オンライン授業」

カナディアンロッキー(キャンモア、バンフ、ジャスパーなど)の現在時刻。

目次

LIPと大絶滅の関係性

何回かに分けて、感想や学びのアップデートを綴ります。

初回は「絶滅と火山噴火」 その関係について

こんなテーマを分かりやすく
 ↓ ↓
「溶岩が噴き出し続ける赤い台地」→ 頭文字から “LIP

例えば、地元の方々には失礼な表現になってしまいますが、

桜島の噴火はその地域に影響は大きいけど、地球全体の規模では影響が少ない。

ところが、過去には地球全体を脅かすほどの超巨大火山が、数百万年も続いていた。

そんな時代が何度もあったようです。

それが “LIP”→ 溶岩が噴き出し続ける赤い台地

それによって壊滅的な環境変化や大量絶滅に繋がっていった。

例えば、火山灰や火山ガスなどによる地球規模での冷え込み。

二酸化炭素による温暖化や有毒ガス、酸性雨など。

過去に5回も記録された大量絶滅。そのすべてに「LIP」が関わっていたのでは? 恐竜の絶滅も隕石だけではないのでは?

というのが、大絶滅展でも大きく取り上げられている最新の研究結果です。

恐竜の絶滅は隕石だけではない?

恐竜を襲った5回目の大量絶滅にも、LIPは大きく関わっています。

隕石の衝突だけではありません。

数百万年も続いた LIP で恐竜たちはジャブを浴び続け、最後は隕石でトドメを刺された。

古生物学の研究が進むたびに、既存の説は古くなり新たな常識が繰り返されていきます。

「大絶滅展」は恐竜が登場しないイベント。

「絶滅と進化」を繰り返したきた地球史の中で、恐竜もほんの一部にすぎないことを教えてくれます。

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