ロイヤルティレル博物館の展示から #04/ お尻の骨とカセットテープ

2026年9月27日に書きました。6分で読めます。

このシリーズは、現在61歳のぼくが、過去の「文系な自分」に宛てた「かがく(科学)」のお話。

第4回はこんな内容→ 「進化の証拠」は身近にあった!

記事を書いてる人 / 田中こういち(ロッキー)

日本人旅行者の現地ガイド
恐竜などの古生物と
  化石にハマってます
日本への「オンライン授業」

カナディアンロッキー(キャンモア、バンフ、ジャスパーなど)の現在時刻。

目次

日常にある進化のヒント

例えば、

リングノートからページを破ったときに残る「端っこのピリピリ(ギザギザ)」

例えば、

トイレットペーパーを使い切ったあとに残る「茶色の紙芯」

それらと同様に、

生きものたちが進化の途中でカラダに残してきたパーツがあるんです。

田中

「進化の忘れ物」ってこと!

進化の忘れ物

「進化の忘れ物」その①

ぼくたち人間のお尻にある尾骨(びこつ)は、いちばん分かりやすい!

人間やチンパンジー、ゴリラなどの遠いご先祖さまたちが、樹の上でバランスをとるために使っていた「しっぽ」の名残りです。

普段は意識しないけど、当たり前のようにそこに残ってる。それが「進化の忘れ物」

「進化の忘れ物」その②

鳥の翼には、大昔の爬虫類がもっていた「親指」の名残りがちょこっとだけ残っているんです。

ロイヤルティレル博物館での展示が、その解説になります。

 ↓  ↓

カセットテープからサブスクの音楽配信へ

一方で、こちらは「ウマ」という生きものが、

環境に合わせた進化の様子を、足の長さと指の数で教えてくれています。

【左下ふたつ】
*5500万年〜4000万年前
*カラダは小さい
*ウマの指が3~4本
*当時の北米は深く茂った森だった

【左から3番目以降】
*3500万年前
*深い森から草原へと変化
*広くて見通しの良い草原では、天敵から逃れるために速く遠くまで走れるほうが有利。そのために長い足と少ない数の指が必須。

【現在のウマ(右上)】
*「たった1本の指(ひづめ)」だけを持ち、地面を力強く蹴って走れる。

英文の解説パネルには「Transitional forms」という言葉が。

例えるなら、カセットテープから MDプレーヤー、そして現在の音楽配信(サブスク)っていう変化でしょうか?(笑)

「今の自分」だって途中経過なのかも

「進化の忘れ物」も「進化のバトン」も、

今の形が必ずしも完成形ではない! 

ってことを教えてくれているのかも。

ぼくたち人間だって、他の生きものたちだって、

この先もまだまだ変わっていくかもしれない。その途中にいるだけなのかもしれません。

あとがき

田中

かつての「文系な自分」へ

今回はどうだった? 

きっと、こういう内容は好きだよね(笑)

君が「かがく(科学)」に興味を持ってもらえるよう、伝え方を工夫していくね。

一緒に新しい世界を見れると嬉しいな。

次回へ続く

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