日本人研究者による新たな恐竜は、爪カバーに包まれたままのキセキ

9千万前のモンゴルに生きていたであろう、新しい恐竜についての論文が、3月25日に発表されました。

ぼくにとってのワクワクがいくつもあったで、見切り発車でのアウトプットにトライしてみます!

ワクワクポイント

①13年もかかった
②日本人による研究
③まさかの 2本爪(指)
④手首とひじの動き
⑤新しい恐竜だ!
⑥爪カバーを想像できる

2025年4月10日に書きました。8分で読めます。

こんな人に届きますように
恐竜や化石が好き
古生物が好き

記事を書いてる人 / 田中こういち(ロッキー)

日本人旅行者の現地ガイド
恐竜などの古生物と
  化石にハマってます
日本への「オンライン授業」

カナディアンロッキー(キャンモア、バンフ、ジャスパーなど)の現在時刻。

目次

「ファルコンズ・アイ」の小林さん

ワクワクポイントの①②は、
●日本人研究者が誇らしい!
●長い年月の研究と公開

論文を発表したのは「ダイナソー小林」こと、小林快次さん。

化石でしか見つからない過去の生きもの(古生物)や、地層の仕組みを研究する人。

「ファルコンズ・アイ(ハヤブサ的な眼力)」のニックネームで世界中から注目されている研究者です。地層と化石を観る眼が超人的ってことですね。

化石の発見から13年もかかって、ようやく今回の論文が世界に公開されました。

すでに発掘はされていても、未発表の化石は世界中にあるっていうことですね。

ワクワクポイントの①②は、
●日本人研究者が誇らしい!
●長い年月をかけて研究されている

え? 3本指じゃないの?

ワクワクポイントの③④⑤は、
●指が1本足りない?
●手首とひじの動き
●新種の恐竜だ!

時短のため、この内容は割愛してます。詳細は以下から。

小林さんの論文(原文)
https://www.cell.com/iscience/fulltext/S2589-0042(25)00401-8

指は爪カバーに包まれていた

最後のワクワクポイント⑥は、
●爪カバーに包まれていた

田中

ぼくの大好きな視点

こちらが今回の論文で発表された、新たな種類の恐竜。

両手の長い2本爪(指)が特徴です。

Duonychus tsogtbaatari(デュオニクス・ツクトバアタリ)」

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Duonychus_UDL.png

例えば、

田中

もしもぼくの死体が土に埋まったら、

指の骨→ 化石で見つかるかも

→ 化石になる可能性はほぼゼロ。フツーは土の中で壊れて消えていく。

ところがこの「Duonychus (デュオニクス)」は、

「ケラチン」という爪カバーに包まれたままで、9千万年も前の「指の骨」が見つかった! 

というキセキを生み出したのです。

骨の化石だけでは、生きているときの爪の長さやカタチが分かりません。

でも、「Duonychus (デュオニクス)」の指は、骨を覆うように「ケラチン(爪カバー)」までもが化石になっていた。

9千万年間も「ケラチン」が残っていたキセキ!

最後のワクワクポイント⑥は、
●ケラチン(爪カバー)に包まれていた

論文に載った爪(指)の写真を見ると、ケラチンが大きくて長いのも分かります。

化石の研究は、わずかな手がかりから自由に想像することが楽しい。そこに正解も間違いもない。そこにぼくは魅力を感じてワクワクできるのです。

生成AIに描いてもらったイラストがこちら(笑)

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田中

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