自然の多い環境で育ったので、子どものころから「昆虫や小さな生きものたち」を追いかけていました。
穏やかに語ってくれたのは、オリジナルハイキングに参加してくれた 片田はるかさん。ナント!「地層と化石」の研究者さんです。
ぼくはメジャーリーガーを目の当たりにした「野球少年」のごとく、キラキラしている彼女をただ眺めているだけ。
彼女が立ち止まるその視線の先になにがあるのか? どう映っているのか?
ワクワクしながら想像する、勇気を出して質問する。それを繰り返せるステキな1日でした。

2025年9月16日に書きました。6分で読めます。
こんな人に届きますように
生きものが好き

日本人旅行者の現地ガイド
恐竜などの古生物と
化石にハマってます
日本への「オンライン授業」
カナディアンロッキー(キャンモア、バンフ、ジャスパーなど)の現在時刻。
片田はるかさん ってこんな人
ご本人からの許可もいただいているので。写真とプロフィールも掲載。

【片田はるかさん】
古生物学・地質学の研究者。名古屋大学大学院・環境学研究科に所属。博士課程後期3年。
彼女の研究をざっくり表現すると、
↓ ↓
“古代の生きものが化石に変わる仕組みに焦点を当て、
その成分を最新の化学分析で深掘りする” こと。
田中ぼくの言葉で伝わりますかね?
はるかさんとカナダの繋がり
はるかさんが過去にまとめた論文は3つ。
そのうちのひとつはカナダのロッキー山脈から見つかった、5億年前の生きものと化石について。
日本で活動しながらも、カナダに関わる研究をしてくれていたなんて! 感激しかない。
今回、彼女が初めてカナディアンロッキーを訪れたのも、そんな繋がりがあったからなのです。


未来の研究者たちへ
彼女の過去論文はこんな内容(未来の研究者へのメッセージも後述)
5億年前の化石から新たな体内成分を見出し、それを今後の検討課題として世界へ伝えた。
5億年前、まだ海だった頃のカナダ・ロッキー山脈を泳いでいた不思議な生きもの、Marrella (マレラ)
化石に残る黒いシミは「血液」かも?との仮説に興味を持ったことがきっかけ。
そこから化学分析と標本観察・計測で分析した結果、血液ではなく「別の体内成分」の可能性が高い のでは? と主張しています。


手がかりは5億年前の「化石」のみ。しかも0.2~2cm と極小な化石ばかり。
誰でもできる観察をじっくりじっくりやることで見えてくることもあります(特に分類群などの分野では)よく観察してメモを書いて…というのは誰でもできることです。
個人的な意見ですが、研究者を夢見る子供たちに、「特別が道具がなくても研究はできるよ!」と、希望をもってほしいなと思っています。
論文の背景には、そんな彼女の想いが詰まっていることも教えてもらいました。



ますます「研究者・片田はるかさん」を推していきたい!


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