2023年、11月06日に書きました。7分で読めます
トリケラトプスのイケてる化石が、わずか1年の期間限定でロイヤルティレル博物館に展示されています(2023年10月5日から)早速、博物館へ出かけてきました。
恐竜好きはもちろん、そうじゃない人にもその魅力が伝わると嬉しいです。
こんな人に届きますように
恐竜や化石が好き
限定モノが好き
夏休みの自由研究に
レンタカー利用やツアー参加で
恐竜などの古生物と
化石にハマってます
日本への「オンライン授業」
カナディアンロッキー(キャンモア、バンフ、ジャスパーなど)の現在時刻。
最高級の美しさ
トリケラトプスは知名度が高く迫力のある草食恐竜です。その化石のほとんどはアメリカで見つかっていますが、カナダで最高級とも称される美しい化石が見つかったのです。
研究者チームが名付けたニックネームは「Calli」 6800万年前に、この土地で実在していたトリケラトプスです。
【ここがスゴイ!】
ホンモノの頭骨(とうこつ)
黒い化石
巨大!(高さ2m 幅1.5m 重さ500㎏)
破損が少なくディテールが美しい
じつに立体的(つぶされていない)
ぐるりと360度で観察できる
マンガンに染められた
写真を見ると分かりますが、Calli は化石なのに黒い(グレー)色になっています。
通常の化石ってこんな色ではないから、これだけでも価値はたっぷりですよね。
同じ博物館には「ブラックビューティー」と呼ばれるティラノサウルスの全身骨格も!
黒い理由はやっぱりマンガン。同じ黒でも色つやがそれぞれ個性的であることも、是非、比べてみてほしいです。
保存状態が良い化石とは?
カナダ産のトリケラトプスの標本としては、Calli は最も保存状態が良く、完全なものと称されます。
保存状態が良いってどんな化石?
Calli で目立つ破損は、下あごと角の先端くらい。角を持つ恐竜化石としてはキセキ的な状態なのです。
同じ博物館に展示されている、他の「角を持つ恐竜」の頭骨はこんな感じ。つぶされて平面に近いです。
Calli が発見されたのは2014年。一般公開に至るまで、じつに10年もの月日を必要としました。化石のクリーニングには7年以上もの作業時間が費やされ、頭骨を包んでいた815kg以上の岩石が取り除かれたそうです。
下あごは頭骨から離れた場所で発見されましたが、残りの骨格は周辺にも無く遠くへ流された可能性が高いとのこと。いつかどこかで見つかったら再び大発見ですね。
2024年の夏をお見逃しなく!
この美しい化石は、博物館内の 「Fossils in Focus」という特別展のひとつ。博物館に問い合わせたところ、1年間のみの期間限定とのことです。
ということは、2024年の9月までが最初で最後のチャンス。どうかお見逃しなく!
【ロイヤルティレル博物館(Royal Tyrrell Museum)】→バンフから車で片道3時間 アルバータ州ドラムヘラーという町の郊外に位置します。
オリジナルプランの企画が得意です
2024年にバンフやキャンモア発着の日本語ツアーを企画しています
ツアー料金→お見積もり中
ツアー時間→11~12時間
530㎞
博物館ではたっぷり3時間
じつはランチも目玉?(特にファミリー向け?)
博物館でのご案内・解説と往復の運転は、ぼくが担当します
ツアーの問い合わせや有料のオンライン相談は、以下の方法からご利用できます。