『カナダの恐竜博物館ガイド』その③ ~トリケラトプス~

「ロイヤルティレル古生物学博物館」の “推し化石” を紹介していくシリーズ、その③

2025年、12月17日に書きました。大好きなネタなので7分だけお付き合いを。

「ぺしゃんこじゃない!」

推しポイント!

●立体的(つぶれていない) ●ボールジョイント ●色が独特

「ほぼ完全体!」
レプリカで補正する必要がないほど、各パーツが残った完全体?

田中

個人的な注目ポイントを挙げてみました。

こんな人に届きますように
恐竜や化石が好き
トリケラトプスが好き
ロイヤルティレル博物館に行ってみたい

記事を書いてる人 / 田中こういち(ロッキー)

日本人旅行者の現地ガイド
恐竜などの古生物と
  化石にハマってます
日本への「オンライン授業」

カナディアンロッキー(キャンモア、バンフ、ジャスパーなど)の現在時刻。

目次

表情まで想像できる

ツノやフリルを持つ恐竜の化石って、ふつうは、

●地面の中で押しつぶされて「ぺしゃんこ」で、

●ツノは折れてバラバラで、

●頭や顔の一部しかみつからない

田中

ところが、この化石は立体的で破損がほとんど無し。

生きていたときの表情まで想像できちゃいます!

5つの注目ポイント

ポイント その①

【立体的】
ツノもフリルも破損がほとんどない。ぺしゃんこじゃない!

ポイント その

【360度ぐるっと観れる】
じつは後ろに回って観てもらいたいポイントあり(詳細は記事後半に記載)

ポイント その

【色がシルバー】
地中で化石になるとき、地下水に含まれるマンガンという鉱物が骨にしみ込んだ。

ポイント その

【ひとりでコツコツ7年
化石にこびりついた岩やどろの総計は815㎏ たったひとりの技術者が、それを7年もかけてクリーニングした。

ポイント その

【まさかここに?】
カナダのアルバータ州でトリケラトプスが見つかることは超レア(ほとんどはアメリカ)

「番外編」
クリーニングを担当していた人、フリルをチェーンソーで切ってしまったようです(笑)

裏にも注目を!

後ろに回ると「ボールジョイント」が目立ってます(丸い球)

専門用語では「後頭顆(こうとうか)」って呼ぶのだとか。読めないしムズイ・・・

英語表現の「ボールジョイント」で以下に補足を足してます。

ボールジョイント
 頭と首(頸椎 けいつい)を繋げる役割り。

「まぁるい」から首を振りまわすことが出来たのだろうと想像されてます。大きなフリルで威嚇したり、ツノで攻撃したりが出来たのも、このボールジョイントのおかげかも?

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日本語の博物館ツアーや化石探しをご一緒に

ドラムヘラーに宿泊して、ロイヤルティレル古生物学博物館をじっくり見て回るツアーを提供しています(現地1泊2日)

ダイナソー州立公園でホンモノの化石を探すプログラムを組み合わせてのツアープランもお勧め(現地2泊3日)

田中

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