「ロイヤルティレル古生物学博物館」の “推し化石” を紹介していくシリーズ、その④
2026年、3月29日に書きました。大好きなネタなので、じっくり10分のお付き合いを。
「命」の愛しさが伝わってきます
●7500万年前の穏やかな寝顔 ●両親の温もりで卵に残された化石


4日間・合計5時間6分かけて書きました。
こんな人に届きますように
恐竜や化石が好き
古生物が好き
カナダの恐竜博物館に行ってみたい

日本人旅行者の現地ガイド
恐竜などの古生物と
化石にハマってます
日本への「オンライン授業」
カナディアンロッキー(キャンモア、バンフ、ジャスパーなど)の現在時刻。
Nesting behavior
「恐竜が卵を産む場所を整え、外敵から守り、無事に赤ちゃんが誕生する」
その一連の行動を指した言葉が「Nesting behavior」です。
1987年(今から39年も前)、カナダのアルバータ州で 貴重な巣の跡 が化石で見つかりました。
「Hypacrosaurus(ヒパクロサウルス)」という新種の草食恐竜です。
下の写真が「巣跡」の化石→ドッジボールくらいの大きさ(直径20cm?)の卵がいくつも並びます。
でも、親がそのまま温めるのではなく、
卵の上に「落ち葉や枯れ草」をこんもり被せ、卵が冷えないように見守る。そんな習性だったようです。


かつて、「恐竜はトカゲのように卵を産みっぱなしにしていたのだろう」と考えられていました。
だけど、このヒパクロサウルスの巣が研究されたことで、「恐竜の中には鳥のように巣を作り、卵や子どもを守っていた種類もいたらしい」との新たな考えも生まれたのです。
こんなにも力強くて尊い
さらに、この巣跡の周辺からは「命のバトン」も見つかりました。
なんと、卵の中の「胚(はい)」が化石に!
つまり、赤ちゃんとして生まれてくる前の命です。

田中以下は、ぼくが勝手に感じること。
この子は卵の中で一生懸命に生きていた!
その大切な時間をそのまま、現在につなげてくれた。
少し姿が変わっても、この子がいたという確かな証し。7500万年が経っても存在してくれる。それは、命がどれほど力強くて尊いものなのかを、ぼくたちに教えてくれている。そんな気持ちになれるのです。
丸まっているこの子が、とても穏やかに見えるのは ぼくだけでしょうか? お母さんの温もりを感じながら、スヤスヤと眠っているようにも見えます。
いちばん安心できる場所で守られていた。その幸せな瞬間のまま永遠になったのかもしれません。
恐竜とヒトの意外な共通点
博物館の解説パネルには、個人的に興味深い内容も!



覚え書きとして残します。


恐竜や鳥、ワニやカメ、そして人間も「同じ大きなグループの仲間」
このグループの特徴は、「陸地で赤ちゃんを育てられること」
例えば、カエルは必ず水の中に卵を産みます。それは、卵がゼリーのように柔らかく、水分に守られていないとカピカピに干からびてしまうから。
でも、恐竜や人間は卵やお腹の中に「赤ちゃんを守るプール環境(羊水)」を作ることで、乾燥した陸地でも命をつなげるようになりました。
胚(はい)の期間についての補足
卵の中やお腹の中で、赤ちゃんになろうとしている成長状態を「胚(はい)」と呼びます。
ヒパクロサウルスは、卵の中でかなりの長期間を「胚」として過ごします(3~6か月くらい?)
そして卵からかえった後は、わずか7〜10年(または10~12年?)という驚異的な早さで大人になるそうです。
周りには常に肉食恐竜のような「怖い相手」がいる。そんな世界で生き残るために、早く体を大きくする必要があった。
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