ロイヤルティレル博物館の展示から #08/ 宇宙140億年と地球の再生機能

2026年10月22日に書きました。9分で読めます。

このシリーズは、現在61歳のぼくが、過去の「文系な自分」に宛てた「かがく(科学)」のお話。

第8回はこちらの展示→ 「宇宙140億年の歴史と、地球のリサイクル」

記事を書いてる人 / 田中こういち(ロッキー)

日本人旅行者の現地ガイド
恐竜などの古生物と
  化石にハマってます
日本への「オンライン授業」

カナディアンロッキー(キャンモア、バンフ、ジャスパーなど)の現在時刻。

目次

ビッグバン(Big Bang)

今から140億年前、

ものすごく熱く、ぎゅっと詰まった状態から一気に膨らみ始めた。

「ビッグバン(Big Bang)」と呼ばれる、宇宙の始まりです。

宇宙そのものが、熱く急激に膨らんでいった。

解説パネルには subatomic particles(素粒子)だの、protogalaxies(原子銀河)、solar system(太陽系)だの。理系が超苦手なぼくにはお手上げ状態なので、理系用語を使わずに。

田中

キーワードは「冷める → くっつく → 集まる」

解説パネルを時系列で

はじまり/ ビッグバン

宇宙が膨らみ始めた。とにかく熱い!

今の宇宙とはまったく違う、超高温の状態。

1秒後

ものすごい熱とエネルギーに満ちた世界。

小さな材料の粒が生まれたり、姿を変えたりしながら、宇宙は急速に変化していく。

100~1,000秒後

少しずつ熱が冷めて、宇宙をつくる小さな材料が生まれていく。

だけど、星や地球をつくる材料が揃うのは、まだまだ先のこと。

30万年後

宇宙がさらに冷えて、小さな材料同士が結びついていく。

水素やヘリウムという、宇宙にある最初のガスのもとができたのもこの頃。

冬の寒い日に、お風呂場の湯気が冷たい窓ガラスにくっついて水滴になるのと似ています。

数億年後

宇宙に漂っていたガスが、重力によって少しずつ集まっていく。

やがて、最初の星や銀河が誕生。

数十億年後

宇宙という空間全体が、さらに膨らんでいく。同時に、星や銀河も増えていく。

90億年後

太陽や地球が誕生(46億年くらいまえのこと)

地球の仕組み

できたばかりの地球はドロドロに溶けたマグマの球体。それが冷えて固まることで、今の地球になりました。

田中

その構造は「ゆで卵」にソックリ!

そして、地殻とマントルの上の部分は「プレート」という何枚もの硬い板に分かれていて、下にあるマントルの流れに乗って、ゆっくりゆっくり動いています。

プレートによる造山・火山活動

このプレート同士がぶつかると、

●押し上げられて巨大な山脈ができる

●すき間からマグマが噴き出して火山ができる

さらに、雨や風で岩が削られて(侵食)、川で運ばれた砂や泥が積み重なり(堆積)、またカチカチの岩に戻る。

地球は、何億年もかけて表面の景色をリサイクルしているのです。

地球の循環機能

地球の歴史には、外からの大事件もありました。

今から6600万年前、巨大な隕石(小惑星)が地球に衝突しました。この大事件によって、恐竜を含む地球上の生きものの75%以上が絶滅しちゃったのです。

でも、地球のすごいところはここから。

展示パネルにはこう書かれています。

“Our Earth Recycles”(地球はリサイクルする)

地球は、空気(酸素)も、水も、炭素も、岩石も、ぜんぶ自分の中で循環させて、新しく生まれ変わらせる仕組みを持っています。

●『水の循環』→ 雨が降って海になり、蒸発して雲になり、また雨が降る

●『空気の循環』→ 植物が酸素を作り、生きものが吸って二酸化炭素を出し、また植物が使う

●『岩石の循環』→ 削られた岩が沈んで地中に戻り、また火山となって噴き出してくる

そんな巨大な「自動リサイクル工場」があるからこそ、途切れずに今日まで続いてきたのです。

あとがき

「ビッグバン(Big Bang)」などという言葉など聞いたこともなく。

博物館でもこの展示は素通りを繰り返してきました(笑)

今回、はじめてしっかり向き合ってみたけど、やっぱり難しいなぁ・・・

だけど、ひとつだけ興味深かったこと。

ぼくたちが吸っている空気も、目にしている雨も、大昔の古生物たちの時代から循環してきたのでしょうね。

そう考えると、少しだけ違う視点が自分にも芽生えました。

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