2024年、11月4日に書きました。7分で読めます
2024年10月11日から1年限定の特別展が始まりました。場所はカナダの恐竜博物館として有名な、ロイヤルティレル古生物学博物館。
地元のアルバータ州で見つかったレア化石や、研究対象になるほど美しい化石のみの展示コーナーにて。
いわゆる「表彰台」のような特別展示
早く足を運びたい!
ということで、公式サイトを参考にブログで紹介する全5回シリーズ。
第2回目は「全身化石のプログナトドン」
上記サイトで紹介された標本は合計で5つ(詳細記事は各リンクから)
①全身化石のプログナトドン
②翼竜の首の骨
③ペアの甲羅
④皮膚のような骨化石
⑤Sea Star(ヒトデ or ウミウシ)
こんな人に届きますように
恐竜や化石が好き
古生物が好き
カナダのロイヤルティレル博物館に行ってみたい
恐竜などの古生物と
化石にハマってます
日本への「オンライン授業」
カナディアンロッキー(キャンモア、バンフ、ジャスパーなど)の現在時刻。
プログナトドン
2022年6月29日に見つかったこの化石は、海洋爬虫類「Prognathodon プログナトドン(モササウルス科)」の全身骨格。
アルバータ州の「Bearpaw Formation(ベアポーフォーメーション)」という地層から
公式Facebook ではこんなふうに紹介されています(下段に日本語訳)
2022年、アルバータ州レスブリッジ近郊で発見された。 このプログナトドン(モササウルス科)の標本は、胴体が二つ折りにされ尾が頭の横にあるという、とても珍しい状態で保存されていた。
この化石の魅力
●全身がほぼ残っている ●しかも原型をとどめている(破損や崩れが目立たない) ●さらに各パーツが見事にまとまっている(よくあるバラバラ・ごちゃまぜではない) ●アルバータ州で見つかったモササウルス類では、過去イチ美しい化石(特に頭骨と胸骨) ●珍しいデスポーズ(死後硬直)?
こんなにべた褒めされる化石を早く見たい!
ただ、他の生きものから受けた傷あとは多いようです。下あご、肋骨(ろっこつ)、脊椎などの噛みつかれた形跡も探してみます。
11月後半に博物館へ行ってきます。
余談とメモ
およそ7400万年前、北米大陸の西側には「ベアポー(Bearpaw Sea)」と呼ばれた暖かくて浅い海がありました。
そこはたくさんの海生爬虫類、アンモナイト、魚、などが生息する場所。その後「ベアポー」は7200万年前に後退し、ベアポーフォーメーションという地層を残し現在に至ります。
日本語の博物館ツアーや化石探しをご一緒に
化石が大好きなぼくが同行します!
バンフやキャンモア発着で、ロイヤルティレル博物館を訪れる1日弾丸ツアーのアレンジも可能です(10~11時間)
お見積もりなど、以下からお問い合わせください。