2024年、11月4日に書きました。9分で読めます
2024年10月11日から1年限定の特別展が始まりました。場所はカナダの恐竜博物館として有名な、ロイヤルティレル古生物学博物館。
地元のアルバータ州で見つかったレア化石や、研究対象になるほど美しい化石のみの展示コーナーにて。
いわゆる「表彰台」のような特別展示
早く足を運びたい!
ということで、公式サイトを参考にブログで紹介する全5回シリーズ。
第1回目は「皮膚のような骨化石」
上記サイトで紹介された標本は合計で5つ(詳細記事は各リンクから)
①全身化石のプログナトドン
②翼竜の首の骨
③ペアの甲羅
④皮膚のような骨化石
⑤Sea Star(ヒトデ or ウミウシ)
こんな人に届きますように
恐竜や化石が好き
古生物が好き
カナダのロイヤルティレル博物館に行ってみたい
恐竜などの古生物と
化石にハマってます
日本への「オンライン授業」
カナディアンロッキー(キャンモア、バンフ、ジャスパーなど)の現在時刻。
ユーオプロケファルス・トゥトゥス
Euoplocephalus tutus(ユーオプロケファルス)は、アンキロサウス科の「よろい竜」
カタカナだと「エウオプロケファルス」と表記されることも?
ロイヤルティレル博物館では迫力あるレプリカも展示されています。ゴルゴサウルスと同じ時代に対峙していたようです(7700万年前)
この化石が見つかる地層は、アルバータ州の「Dinosaur Park Formation(ダイナソーパークフォーメーション)」
テールクラブ(Tail Club)
今回の展示は重厚な「尻っぽの先端」
公式Facebook に掲載されていたのはこちら。
このTail Club(しっぽの先端) には「皮骨のデコボコ」が多数あり、この生きものが生前に外傷や病気に苦しんだことが研究者によって明らかにされている。
個人的には よろい竜が大好き
その魅力は「皮骨」にあり!皮骨(ひこつ)
よろい竜だと背中のゴツゴツやトゲトゲが分かりやすいですね。
背中だけじゃなく、頭部やテールクラブ(しっぽ)までもが皮骨。そんなところが生々しくて魅力です。
皮骨のなにがどうスゴイ?
①ピュアな骨に比べて化石になる可能性がとても低い(バラバラになりやすい)
②それなのに、ボロボロに崩れることなく化石化しちゃう。そんなキセキの皮骨が多い。
美しい皮骨の代表例は「ズール(Zuul)」という よろい竜。東京と大阪で開催された「恐竜博2023」ではホンモノ化石がカナダから運ばれました。
顔面や「まぶたの裏」まで皮骨だらけ。しかも美しい・・・
余談とメモ
「よろい竜」は英語で Armoured Dinosaurs(アーマー・ダイナソー)
個人的には「アーマーダイナソー」の響きが好き。
エウオプロケファルスは、アンキロサウルに比べて
①小さい(5~6m)
②軽い(2トン)
③頭から飛び出るツノのような皮骨が、さほど目立たない
アルマジロという哺乳類の甲羅も、じつは皮骨。皮膚の中で作られる無数の板状の骨から成り立っています。こちらは硬いというエピソードが多いから化石に残りやすいのかな?
日本語の博物館ツアーや化石探しをご一緒に
化石が大好きなぼくが同行します!
バンフやキャンモア発着で、ロイヤルティレル博物館を訪れる1日弾丸ツアーのアレンジも可能です(10~11時間)
お見積もりなど、以下からお問い合わせください。